投稿日: 2月27日 投稿者: ADVANCE
2021年2月27日
関係各位殿
NPO法人アドバンス
理事長 山本輝美
ご報告
この度は特定非営利活動法人アドバンスの下部施設である就労継続支援A型作業所なかまおよびグループホーム(あすなろホーム、大木寮)の利用者、およびスタッフのコロナウィルス感染により、関係各位様に多大なご迷惑をおかけしたことを心よりお詫びいたします。近況について報告いたします。2021年1月26日~2月27日まで2次感染は発生していません。
報告が遅れましたが、2021年1月29日に佐賀大学国際医療学講座臨床感染症学分野 青木洋介教授の調査を受けました(監査ではありません)。その際に頂いたご助言は以下の通りです。
1.通所者は感染防止策を遵守することが困難であるため、感染した職員が作業所内に持ち込むことがないよう、プライベートな環境における職員の感染防止を周知・徹底することが必要である(集会への参加や複数での飲食機会を避ける、等)
2.職員および利用者の出勤時の体調チェックは、自己申告・自己記載に任せず、第3者が確実に点検し、確認漏れがない体制をとることが必要である。
3.通所者の送迎は、1台に7~9名が乗車している状況であるが、運転者を除き、1列に1名の人数に抑えることが推奨される(助手席には同乗しない)。かつ、乗車中の通所者のマスク着用徹底の重要性を可能な範囲で周知して頂くほうが良い。
4.通所者のみならず職員にも作業所到着時の“うがい”が励行されている場合は、この習慣は廃止するべきである:“うがい”は飛沫拡散のリスクが非常に高く、感染伝播の拡大に繋がる。
5.作業場(食器洗浄)は、作業自体、あるいは機械や流水による騒音のため、会話が大声になりがちである。このため、作業場において正しくマスクを着用することを徹底するほうが良い。
6.休憩室が密にならないよう、作業員の休憩時間の取り方などに配慮すると感染症の伝播リスクを低減することができる。
7.効果的な手指消毒の行い方を、作業所および隣接工場全体に周知して頂きたい。(正しい手指消毒の仕方については、https://www.med.saga-u.ac.jp/の動画を参照)
私共、アドバンスでは利用者さんの安全を守るために、まずは職員が感染予防を徹底するよう気を引き締めて行きます。コロナウィルスは貧乏人も金持ちも秀才も凡人も平等に感染する病気です。だからこそ、きちんと予防すれば防げますし、治癒すれば人に伝染させることはありません。それでも現実には、様々な風評被害に苦しめられています。利用者さんは弱い立場です。そのような利用者さん達を非科学的な思い込みで差別することはあってはなりません。多くの方々は暖かい気持ちで接して下さいます。そのような人々のお力添えを大事にして、これからも私たちは頑張って行きます。
何かご不明の点などございましたら、下記アドレスまでご連絡下さい。
hiromichi.motooka@mm-advance.net
宜しくお願いいたします。